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全5部作 この記事の続きです!
本格的に絞り(F値)編から、スタートォーッ!!
さて、導入編を経て、絞り(F値)・SS・ISO感度のお話始まりますよー!
今回は3つの内1つ目。絞り(F値)編です!!\(^o^)/イッテミヨー!!
なんで「絞り」知っておかなきゃいけないの??
- 絞りを理解することで、メインに写したいものとその背景のボケ味をコントロールすることができる。
(強調したい主題を引き立たせることができる。) - 絞りを理解することで、隅々までボケていないくっきりとした写真が撮れるようになる。
(何かをバックにした記念撮影なんかがそうではないでしょうか?) - 薄暗いカフェや室内でも手ブレしないための対策にもなる!
- 要するに「っぽく」撮れる近道(強引)
そもそも絞りとかF値って何なの?
「絞り」というのは、写真を撮る時にレンズを通してカメラ本体に入っていく光の量を調整する機能です。
レンズの中には実際に絞るように動く絞り羽根というパーツがあります。


実際にレンズの裏側から絞り羽根を撮影してみました。
このように光の通り道を狭くしたり、広くしてあげることで光を取り入れる量を調整します。
そして「F値」というのは、この「絞り」という機能をどれだけ開けるのか?絞るのか?を数値化したものです。
数値が小さいほど絞り羽根の穴が大きく、(光の通り道が広い)
数値が大きいほど絞り羽根の穴が小さくなります。(光の通り道が狭い)
カメラ界ではよくレンズの最小F値で撮ることを「開放で撮る」と言います。豆知識ですね。(笑)
ちなみにF値の「F」は「焦点の」を意味するfocalという単語の頭文字から来てるそうです。wikipediaさん優秀。\(^o^)/
人の目で例えるならば、
朝起きてすぐって眩しくて目を細めてしまいませんか?
眩しい理由は、暗い部屋で目を閉じていた環境からいきなり明るい環境に変わるからなんですが、
目を細めてしまう理由は、その眩しさの中でも目が見えるように目(光の通り道)を狭めて光の量を調整しているんですね。
その動きを絞り羽根での「光の通り道を狭くしたり広くしたり」という動きに置き換えるとイメージしやすいかもしれませんね\(^o^)/
DAICHI流F値の考え方3項目!
F値は小さい(低い数字)ほど多くの光を取り入れることができ、
F値が大きい(高い数字)ほど少ない光しか取り入れることができない。
そして、
F値は小さいほどピントが合う範囲が狭くて(浅くて)、(よくボケる)
F値が大きいほどピントが合う範囲が広くなる(深くなる)。(あまりボケない)
そしてそして、
F値は小さいほど多くの光を短い時間で取り入れることができるため、SS(シャッタースピード)が短くなる。
F値が大きいほど少ない光を長い時間取り込まなければいけないので、SSが長くなる。
F値に関しては、上記3つの項目が大事なポイントになります。
ピントが合う範囲に関して、()で浅い・深いという記述をしていますが、
ピントが合っている範囲を「被写界深度」という言葉で示すことがあります。難しい。カメラ用語めんどくさい!!笑

簡単に説明すると、このボッケボケの写真の中でピントがあっている範囲はすごく狭いので被写界深度が浅い写真、

この写真のように、写真全体、手前から奥にかけて広範囲にピントがあっているような写真は被写界深度の深い写真となります。
ちょっと難しいですが、雰囲気で覚えてもらえればOKです。\(^o^)/(笑)
この3つの項目をふまえて、
SS、ISO感度の事を考えずに、F値の都合だけで写真を撮ることを考えると、
・F値は小さいほどSSが短いため、手ブレが起きにくい。
・F値は大きいほどSSが長くなるため、手ブレを起こしやすくなってしまう。
・小物の写真など引き立てたいものがあれば(背景をボカしたい等)、F値を小さく。
・風景など、隅々までクッキリと撮りたい景色などは、F値を大きく。
・例えばもしF5.6で写真を撮ってちょうどいい明るさ・丁度いいボケ味になった場合、
F5.6よりもF値を小さくすれば光を取り入れすぎて明るすぎてボケすぎな(白っぽい)写真に、
F値をより大きくすれば光が足りず暗すぎてボケ味の少ない(黒っぽい)写真になってしまう。
あくまでこれはF値のことだけを考えた場合です!
今後解説するSS、ISO感度で上記に挙げた手ブレしやすい等のデメリットを補うことができます。
具体的なデメリットの補い方なんかは全部解説したあとのまとめ編で紹介しようと思います!
是非全部見てくださいねー\(^o^)/
まとめ、次回はSS(シャッタースピード編)!
ここまで読んで頂いた上でややこしくなってきちゃったと思うので、少し覚えやすいように書き直しましょう!笑
F値は小さいほどよくボケてSS(シャッタースピード)も短く済む。とおぼえましょう。
F値が大きい場合はまんま逆になるって思っておけばOKです。
それだけとりあえず覚えておけばOK!
あとは次第に感覚でも覚えますし、気が向いた時にまた見ていただければ大丈夫です。笑
この記事の最後に、次に解説するSS(シャッタースピード)についての導入をほんのすこしだけ。
先程僕が例えでF5.6でちょうどいい明るさでちょうど良いボケ味の写真になった場合の事を書いていますね。
その時にF値を小さくすると写真が光を取り入れすぎて白っぽくなってしまうと書いてますが、
もしもの話で、その写真のボケ味に納得がいかないとしましょう。もっとボケさせてぇと。
そうです。ボケさせるならF値を下げないといけないですね。
けどF値を下げると写真が明るすぎて白っぽくなっちゃうんですよねー。困った。
そんな時にSS(シャッタースピード)が活躍します。
今回の絞りは光の通り道を狭めたり広げたりして光の量を調整するものでした。
次回のSS(シャッタースピード)は言葉通りですが、
カメラが光をどれだけの時間取り入れるのかというものです。
白っぽくなるなら光を取り入れる時間を短くしてあげれば・・・!!!
とか考えながら次のSSの解説にいってみましょうかー!!!!!
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